文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・64
Q考えられる疾患は何か?
著者: 藤本典宏1
所属機関: 1防衛医科大学校皮膚科学教室
ページ範囲:P.1035 - P.1036
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患 者:24歳,男性
主 訴:左腰部の腫瘤
家族歴:同様の腫瘤形成や,色素斑,内分泌学的異常などは認めない.
既往歴:1995年4月下垂体腫瘍摘出術
現病歴:初診の約1年前より,左腰部の小腫瘤に気付いていたが,漸次増大してきた.
現 症:左腰部に,45×30mm大,自覚症のない表面平滑で,下床との可動性を有する褐色調の腫瘤を認めた.周囲には,下垂体腫瘍手術後の,急激な体重増加によると考えられる皮膚線条を認めた(図1).そのほか全身に色素斑や腫瘤の形成はなく,末端肥大症の徴候もみられなかった.
患 者:24歳,男性
主 訴:左腰部の腫瘤
家族歴:同様の腫瘤形成や,色素斑,内分泌学的異常などは認めない.
既往歴:1995年4月下垂体腫瘍摘出術
現病歴:初診の約1年前より,左腰部の小腫瘤に気付いていたが,漸次増大してきた.
現 症:左腰部に,45×30mm大,自覚症のない表面平滑で,下床との可動性を有する褐色調の腫瘤を認めた.周囲には,下垂体腫瘍手術後の,急激な体重増加によると考えられる皮膚線条を認めた(図1).そのほか全身に色素斑や腫瘤の形成はなく,末端肥大症の徴候もみられなかった.
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