文献詳細
--------------------
文献紹介 アトピー性皮膚炎患者におけるシクロスポリン長期内服治療の効能と安全性 フリーアクセス
著者: 藤尾由美1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.233 - P.233
文献概要
また,内因性ADと外因性ADの比較ではいずれもSCORAD値は半年後に半減し,グループ間に有意差はなかったが,外因性ADの76%でIgEの低下がみられ,全体の平均としては47%の低下がみられた.シクロスポリンとIgE値に関してはさまざまな議論があるが,今回の追跡調査にて内因性ではIgE値に変化がなかったことから,CyAの治療効果がIgE値を低下させる以外のメカニズムにもあることが示唆されたとしている.
参考文献
掲載誌情報