文献詳細
特集 最近のトピックス2012 Clinical Dermatology 2012
5.皮膚科医のための臨床トピックス
文献概要
要約 抗ヒスタミン薬には,ヒスタミンH1受容体に対してヒスタミンと競合する拮抗薬(アンタゴニスト)としての作用のほかに,逆作動薬(インバース・アゴニスト)としての作用があることが明らかにされている.インバース・アゴニストの作用機序を理解することは,単に抗ヒスタミン薬の新しい薬理作用を理解することにとどまらず,抗ヒスタミン薬の正しい使い方に繋がることが期待されるため,臨床医としても正しく理解することが求められる.
参考文献
1) Leurs R, et al:Clin Exp Allergy 32:489, 2002
2) 三浦伸一郎:Prog Med 26:3163, 2006
3) 川島 眞:臨皮 60:661, 2006
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