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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科66巻5号

2012年04月発行

特集 最近のトピックス2012 Clinical Dermatology 2012

5.皮膚科医のための臨床トピックス

抗ヒスタミン薬のインバース・アゴニスト作用

著者: 佐藤伸一1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科皮膚科学

ページ範囲:P.152 - P.154

文献概要

要約 抗ヒスタミン薬には,ヒスタミンH1受容体に対してヒスタミンと競合する拮抗薬(アンタゴニスト)としての作用のほかに,逆作動薬(インバース・アゴニスト)としての作用があることが明らかにされている.インバース・アゴニストの作用機序を理解することは,単に抗ヒスタミン薬の新しい薬理作用を理解することにとどまらず,抗ヒスタミン薬の正しい使い方に繋がることが期待されるため,臨床医としても正しく理解することが求められる.

参考文献

1) Leurs R, et al:Clin Exp Allergy 32:489, 2002
2) 三浦伸一郎:Prog Med 26:3163, 2006
3) 川島 眞:臨皮 60:661, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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