文献詳細
文献概要
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文献紹介 MonoMAC症候群の免疫異常のメカニズムについて
著者: 足立剛也1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.604 - P.604
文献購入ページに移動 免疫細胞への抗原提示を司る樹状細胞は,免疫反応を調節する多くの役割を担っており,樹状細胞欠損マウスにおいては体重減少,脾腫,リンパ節腫脹,消化管炎などの重篤な自己免疫症状を呈することが知られている.
今回著者らは,同じように樹状細胞欠損を呈するhuman counterpartを探索し,単球減少などの血球減少,非定型抗酸菌感染症などを特徴とする患者群を見つけた.これがthe syndrome of monocytopenia, B and NK cell lymphopenia and mycobacterial, fungal and viral infections,いわゆるMonoMAC症候群である.著者らはこの患者群の免疫学的解析を行った.
今回著者らは,同じように樹状細胞欠損を呈するhuman counterpartを探索し,単球減少などの血球減少,非定型抗酸菌感染症などを特徴とする患者群を見つけた.これがthe syndrome of monocytopenia, B and NK cell lymphopenia and mycobacterial, fungal and viral infections,いわゆるMonoMAC症候群である.著者らはこの患者群の免疫学的解析を行った.
参考文献
Bigley V, et al:The human syndrome of dendritic cell, monocyte, B and NK lymphoid deficiency. J Exp Med 208:227-234, 2011
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