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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科66巻9号

2012年08月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・60

Q考えられる疾患は何か?

著者: 中西健史1

所属機関: 1大阪市立大学皮膚科

ページ範囲:P.659 - P.660

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症例

患 者:75歳,女性

初 診:2000年9月

主 訴:体幹,大腿の無症候性皮疹

既往歴:HCV carrier

家族歴:特記すべきことはない.

現病歴:2000年春頃より体幹,大腿の無症候性皮疹に気付き,近医に通院し黄連解毒湯内服,クロタミトン軟膏を外用していたが,次第に悪化するため内科より紹介された.

現 症:胸腹部,肩,大腿に,直径2~3mm大の無症候性赤褐色扁平丘疹が散在し,一部集簇していた.個疹は若干浸潤を触れ,多くは毛孔に不一致であった(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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