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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科67巻11号

2013年10月発行

文献概要

原著

薬剤性皮膚障害の診療における病院皮膚科医の役割―院内コンサルテーション症例より

著者: 内藤洋子1 江草雅代2 戸井洋一郎2

所属機関: 1鳥取市立病院皮膚科 2広島市立市民病院皮膚科

ページ範囲:P.846 - P.852

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要約 2010年1月~12月の1年間に,広島市民病院皮膚科では1,535件の院内コンサルテーションを受けた.紹介された疾患を湿疹・皮膚炎群,蕁麻疹・血管浮腫,薬疹・中毒疹,糖尿病性皮膚疾患,感染症,腫瘍性疾患,物理化学的皮膚障害,その他の8つのカテゴリーに分類しその内訳について検討したところ,薬疹・中毒疹が湿疹・皮膚炎群,感染症に次いで3番目に多かった.本検討では,当科へのコンサルテーションの内容を検討することで,薬剤性皮膚障害の診療において他科の医師および病院が病院皮膚科医に求めるものを知り,今後の診療科間の連携の方向性と病院皮膚科医の役割について考察した.

参考文献

1) 古江増隆,他:日皮会誌 119:1795, 2009
2) 薬事ハンドブック2011.株式会社じほう,p136, 2011
3) 山崎直也:J Visual Dermatol 11:760, 2012
4) 野里恭子:日呼吸会誌 48:529, 2010
5) 沢田泰之,臨皮 63:126, 2009
6) 池田政身:日皮会誌 120:2680, 2010
7) 日本皮膚科学会勤務医問題委員会答申(要約):日皮会誌 117:1399, 2007
8) 鎌田英明:日皮会誌 118:2638, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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