文献詳細
文献概要
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文献紹介 リツキシマブはデスモグレイン特異的B細胞の応答を持続的に抑えることで天疱瘡を長期にわたって寛解させる
著者: 中村善雄1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.980 - P.980
文献購入ページに移動 これまで天疱瘡の第一選択はステロイド全身投与であったが,再発や長期的な投与に伴う副作用が問題となっていた.最近ではリツキシマブを用いた治療法が提案され,その短期的な有効性については既に報告されているが,長期間の臨床経過については評価できていなかった.今回,著者らはリツキシマブで治療された重症型天疱瘡患者22人において平均79か月の長期経過観察を行った.
結果,経過中に合併症や他の疾患により3人が亡くなったが,残りの19人中11人が79か月後も完全寛解(CR,PSL 10mg以下の内服で病勢が抑えられている)を得ることができた.残りのPSL 10mg/日以上の内服が必要な不完全寛解であった.
結果,経過中に合併症や他の疾患により3人が亡くなったが,残りの19人中11人が79か月後も完全寛解(CR,PSL 10mg以下の内服で病勢が抑えられている)を得ることができた.残りのPSL 10mg/日以上の内服が必要な不完全寛解であった.
参考文献
Colliou N, et al:Long-term remissions of severe pemphigus after rituximab therapy are associated with prolonged failure of desmoglein B cell response. Sci Transl Med 5:1-9, 2013
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