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特集 最近のトピックス2013 Clinical Dermatology 2013 3.新しい検査法と診断法
皮膚の超音波診断
著者: 浅越健治1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構岡山医療センター皮膚科
ページ範囲:P.74 - P.81
文献購入ページに移動要約 皮膚科領域でも非侵襲的画像検査としての超音波検査の重要性が認識されてきている.特に,真皮から皮下にかけての腫瘤性病変の評価,リンパ節病変の評価,高周波エコーを用いた表在性腫瘍の評価,などで力を発揮する.本稿では,超音波検査の基礎および所見の取り方,市販型の超音波検査機器により評価が可能な病変の特徴的所見を提示する.実際にはエコーレベル,種々のアーチファクト,血流信号,周囲組織との位置関係などを参考にして診断する.表皮囊腫,石灰化上皮腫をはじめとする上皮系腫瘍,種々の間葉系腫瘍,リンパ節病変などの所見について述べる.
参考文献
1) Hayashi K, et al:Int J Clin Oncol 14:426, 2009
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4) Dill-Muller D and Maschke J:J Dtsch Dermatol Ges 5:689, 2007
5) 浅越健治:Skin Cancer 24:489, 2010
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