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東日本大震災の教訓から学ぶ,来るべき大災害に対する皮膚科医の備え
著者: 相場節也1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科皮膚科学講座
ページ範囲:P.760 - P.761
文献購入ページに移動 1. はじめに
早いもので,三陸沿岸に壊滅的な打撃を与えた東日本大震災から3年以上が過ぎ去った.福島,宮城,岩手三県の内陸主要都市は,もともとそれほどの被害を被らなかったこともあり震災から無事復興し,最近,仙台では以前より夜の街が賑わっているような気がする.一方,三陸沿岸では,津波でほとんどの家屋が流されたうえに地盤が沈下したため,多くの市町村でかさ上げ工事が必要であったり,巨大な防潮堤の建設を巡る行政と住民との意見の相違で復興は遅々として進まない.今回本稿の依頼を受け,震災当時のことを再度振り返る機会を与えられた.今回の反省を踏まえて今後の予想されている震災に対する対応を考えてみたい.
早いもので,三陸沿岸に壊滅的な打撃を与えた東日本大震災から3年以上が過ぎ去った.福島,宮城,岩手三県の内陸主要都市は,もともとそれほどの被害を被らなかったこともあり震災から無事復興し,最近,仙台では以前より夜の街が賑わっているような気がする.一方,三陸沿岸では,津波でほとんどの家屋が流されたうえに地盤が沈下したため,多くの市町村でかさ上げ工事が必要であったり,巨大な防潮堤の建設を巡る行政と住民との意見の相違で復興は遅々として進まない.今回本稿の依頼を受け,震災当時のことを再度振り返る機会を与えられた.今回の反省を踏まえて今後の予想されている震災に対する対応を考えてみたい.
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