文献詳細
連載 Clinical Exercise・87
文献概要
症例
患 者:58歳,女性(東京都在住)
主 訴:左胸下の潰瘍と紅斑
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:別荘のある千葉県安房郡天津小湊町の山林内を清掃した.3日後より39℃台の発熱,全身倦怠感,筋痛と乾性咳が出現し,5日後より胸部に皮疹が出現したため当科を紹介され受診した.
現 症:左乳房下に,痂皮が付着した米粒大の潰瘍を認め,周囲に紅暈を伴っていた.潰瘍を中心とする胸部には,掻痒など自覚症状を伴わない母指頭大までの淡紅色斑が散在していた(図1).意識は清明であったが,体温は38.5℃,左腋窩に空豆大のリンパ節を触知した.
患 者:58歳,女性(東京都在住)
主 訴:左胸下の潰瘍と紅斑
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:別荘のある千葉県安房郡天津小湊町の山林内を清掃した.3日後より39℃台の発熱,全身倦怠感,筋痛と乾性咳が出現し,5日後より胸部に皮疹が出現したため当科を紹介され受診した.
現 症:左乳房下に,痂皮が付着した米粒大の潰瘍を認め,周囲に紅暈を伴っていた.潰瘍を中心とする胸部には,掻痒など自覚症状を伴わない母指頭大までの淡紅色斑が散在していた(図1).意識は清明であったが,体温は38.5℃,左腋窩に空豆大のリンパ節を触知した.
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