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文献概要
皮膚科医となってから35年,「光陰矢のごとし」の思いはある.最近の皮膚科学の進歩は驚くほど早く,私が研修医になった頃の35年前とは大違いである.経験を積めば積むほど強く感じることがある.それは「人生は一度しかない,夢は大きいほど良い」ということである.私たち皮膚科医は皮膚科学のプロである.皮膚科の世界で極めたいなら,「日本一になろう」などと江戸時代の武将のような小さい夢は持たず,若い人にはどんな小さな分野でも良いから,その分野の「世界一」を目指してほしい.たとえ夢がかなわなくとも,大きな夢に向かって挑戦するほうが,人生いろいろな意味でより楽しいはずだ.
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