文献詳細
文献概要
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文献紹介 Tgr5受容体は胆汁酸に誘発される瘙痒および鎮痛を調節している
著者: 伏間江貴之1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.228 - P.228
文献購入ページに移動 胆汁うっ滞性肝疾患では,血中および組織中の胆汁酸濃度が上昇し,重度の瘙痒および無痛覚症を引き起こすことが知られている.
Tgr5は胆汁酸に対するG蛋白質共役受容体であり,体内に広く分布しエネルギー代謝やグルコース恒常性,胆汁産生・分泌などに関与している.Tgr5は腸管・中枢神経系のニューロンにも発現しており,本論文では,胆汁酸誘発性の瘙痒および無痛覚症におけるTgr5の役割に関して検討された.
Tgr5は胆汁酸に対するG蛋白質共役受容体であり,体内に広く分布しエネルギー代謝やグルコース恒常性,胆汁産生・分泌などに関与している.Tgr5は腸管・中枢神経系のニューロンにも発現しており,本論文では,胆汁酸誘発性の瘙痒および無痛覚症におけるTgr5の役割に関して検討された.
参考文献
Alemi F, et al:The TGR5 receptor mediates bile acid-induced itch and analgesia. J Clin Invest 123:1513-1530, 2013
掲載誌情報