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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科68巻5号

2014年04月発行

増刊号特集 最近のトピックス2014 Clinical Dermatology 2014

5.皮膚科医のための臨床トピックス

風疹の流行と特徴

著者: 藤井のり子1 斎藤万寿吉1 坪井良治2

所属機関: 1新座志木中央総合病院皮膚科 2東京医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.143 - P.145

文献概要

要約 風疹は,発熱,発疹,リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症である.2011年頃から首都圏や関西で流行しはじめ,2012年には大流行し社会問題となった.罹患者は成人,特に20~40歳台男性が多くを占めた.成人風疹は臨床所見のみでは麻疹との鑑別は困難であり,確定診断には血清学的診断を要する.先天性風疹症候群を防ぐために,確実な診断および予防接種の普及が必要である.

参考文献

1) 藤井のり子,他:日皮会誌 123:1245, 2013
2) 加藤博史,他:感染症誌 87:603, 2013
3) 駒瀬勝啓,他:国立感染症研究所感染症情報センター 32:41, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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