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連載 Clinical Exercise・82
Q考えられる疾患は何か?
著者: 福屋泰子1
所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科
ページ範囲:P.479 - P.480
文献購入ページに移動患 者:63歳,男性
主 訴:顔面,左手掌の紅斑と後頸部の紅色丘疹
家族歴:特記すべきことはない.
既往歴:23歳,気胸.59歳,尿管結石.63歳,口腔カンジダ症.
現病歴:初診の20日前から筋肉痛,倦怠感と食欲低下を自覚し,10日前から下痢を認めた.5日前から眉間に紅斑が出現し,拡大したため,当科を初診した.
現 症:前額部,眉間,両頰部,鼻尖部に径5mm前後の浸潤を強く触れる紅斑が散在し,一部で癒合していた(図1).右後頸部には少数の紅色丘疹を認め,左手掌にはやや硬く触れる紅斑を1か所にのみ認めた.
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