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マイオピニオン
皮膚科の患者における心の問題
著者: 上出良一1
所属機関: 1ひふのクリニック人形町
ページ範囲:P.672 - P.673
文献購入ページに移動 3月末に定年退職し,40年余りの大学生活に終止符を打ちました.思い出もいろいろありますが,特に診療面で力を入れていたアトピー性皮膚炎と光線過敏症の患者さん達のことが心に残っています.また,乾癬患者さんの会を通じて知り合った多くの患者さんや医師,看護師さん,手術をした癌患者さんなども,折に触れ思い出します.
皮膚病は命に関わることが少ない反面,外観が損なわれるのでQOLを著しく損ないます.その意味で完治させる治療法の進歩が望まれますが.一方,患者さんの気の持ちようが疾患の遷延化をもたらしていることも否めません.特にアトピー性皮膚炎でそれを強く感じます.
皮膚病は命に関わることが少ない反面,外観が損なわれるのでQOLを著しく損ないます.その意味で完治させる治療法の進歩が望まれますが.一方,患者さんの気の持ちようが疾患の遷延化をもたらしていることも否めません.特にアトピー性皮膚炎でそれを強く感じます.
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