文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・84
Q考えられる疾患は何か?
著者: 坪田晶子1
所属機関: 1三沢市立三沢病院
ページ範囲:P.669 - P.670
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患 者:10か月,男児
主 訴:顔面および陰股部の皮疹
家族歴:兄がアトピー性皮膚炎,父親が気管支喘息
既往歴:初診の前日に慢性中耳炎と診断された.
現病歴:初診の約2か月前から陰股部に紅斑が出現し,近医小児科で抗真菌剤を処方されたが改善せず,約1か月前から顔面に紅斑局面が出現し,拡大してきた.
現 症:口囲および両眼周囲に境界明瞭な鮮紅色の紅斑性局面が認められ,表面に鱗屑を付着していた.陰股部にも同様に境界明瞭な乾癬様の局面が認められた(図1a,b).直接鏡検による真菌検査は陰性であった.
患 者:10か月,男児
主 訴:顔面および陰股部の皮疹
家族歴:兄がアトピー性皮膚炎,父親が気管支喘息
既往歴:初診の前日に慢性中耳炎と診断された.
現病歴:初診の約2か月前から陰股部に紅斑が出現し,近医小児科で抗真菌剤を処方されたが改善せず,約1か月前から顔面に紅斑局面が出現し,拡大してきた.
現 症:口囲および両眼周囲に境界明瞭な鮮紅色の紅斑性局面が認められ,表面に鱗屑を付着していた.陰股部にも同様に境界明瞭な乾癬様の局面が認められた(図1a,b).直接鏡検による真菌検査は陰性であった.
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