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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科69巻5号

2015年04月発行

文献概要

Derm.2015

話すとき,聞くとき/今夏もデング熱は繰り返すか?

著者: 中川浩一1 早川順2

所属機関: 1大阪府済生会富田林病院皮膚科 2杏林大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.36 - P.36

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 話をしたり,聞いたりするときに心掛けていることがあります.話をするときには,“自分の話を相手に聞いていただいている”という気持ちで話します.相手がしゃべっているときには“自分にお話をしていただいている”という謙虚な気持ちで臨みます.と書くと,とってもかっこよく聞こえますが,実際には私はそのような聖人君子ではなく,常に反省の毎日です.すぐさま,自分の言いたいことだけ身勝手にしゃべってしまうことのほうが多いです.よく,医療講演などを頼まれますが,本当は自分の知識や経験を聞いていただかなくてはならないのですが,自分勝手な自慢話の披露になっていることもしばしばあります.そんなときも,終わったとたんに我に返って,「ごせいちょうありがとうございました」と締めくくります.このごせいちょうですが,講演会などでは最後のスライドにしばしば出てきます.しかし,広辞苑を紐解くと,清聴と静聴の2つの漢字があります.その意味は,それぞれ,「他人が自分の話などを聴いてくれることを敬っていう語」,「しずかにきくこと ご  願います」と解説されています.私は,いつも前者の漢字を使っています.またまた,自慢話に終始してしまいました.反省!

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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