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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科69巻5号

2015年04月発行

文献概要

増刊号特集 最近のトピックス2015 Clinical Dermatology 2015 3.新しい検査法と診断法

小児掌蹠色素性病変のダーモスコピー像の特徴

著者: 皆川茜1 古賀弘志1

所属機関: 1信州大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.79 - P.83

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summary
小児の掌蹠色素細胞母斑の特徴は,皮溝平行パターンと皮丘の規則的な点状色素沈着の組み合わせであるさや豆パターン(peas-in-a-pod pattern),二本線・点亜型の皮溝平行パターンである.病変の中央には,灰青色の色素沈着や紅色の拡張した皮丘が観察されることがある.また,経時的に観察するとしばしば消退傾向を示す症例があり,消退の過程ではダーモスコピー所見が不明瞭になる.そのため小児の掌蹠色素性病変には,ダーモスコピーを用いた診断アルゴリズムが適用しづらい場合がある.不要な生検を回避し,また自信を持って色素細胞母斑と診断するためにも,小児掌蹠色素性病変のダーモスコピー所見の特徴を知っておくことは有用である.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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