icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科70巻11号

2016年10月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・110

Q考えられる疾患は何か?

著者: 尾上智彦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座

ページ範囲:P.835 - P.836

文献購入ページに移動
症例
患 者:61歳,女性
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:高血圧,脂質異常症にてベシル酸アムロジピン,アトルバスタチンカルシウム水和物,カルベジロール内服中.
現病歴:左頰部の紅褐色病変が出現したため,近医にて,外用(詳細不明),ビタミンC内服などを試みたが軽快せず,皮膚パンチ生検を施行し,悪性腫瘍を疑われ,当科を紹介され受診した.
現 症:左頰部に直径15mm大の紅褐色病変があった(図1).表面に前医での生検による痂皮があるほかは,陥凹および隆起はなかった.また,明らかな皮下硬結,結節を認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?