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文献概要
連載 Clinical Exercise・103
Q考えられる疾患は何か?
著者: 飛田泰斗史1
所属機関: 1徳島赤十字病院皮膚科
ページ範囲:P.179 - P.180
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患 者:49歳,男性,独身
主 訴:中央部が潰瘍化した顎部の暗赤色局面
既往歴・家族歴:特記することはない.
現病歴:初診1か月半前,顎部に虫刺され様の皮疹が出現した.近医でオフロキサシン1日300mgを10日間投与されたが,皮疹は増大し,中央が潰瘍化した.また両側下顎リンパ節の腫脹と軀幹,四肢に自覚症状のない皮疹が多数出現してきた.患者は風俗店にて複数回感染機会があった.
初診時現症:顎部正中に5×4cmの暗赤色の浸潤性局面を認め,その中央は3×2cmの潰瘍を形成していた(図1).下顎,腋下に無痛性リンパ節腫脹を認めた.軀幹,四肢に米粒大までの紅色丘疹,紅斑が多数散在し,一部で鱗屑を付着していた(図2).
患 者:49歳,男性,独身
主 訴:中央部が潰瘍化した顎部の暗赤色局面
既往歴・家族歴:特記することはない.
現病歴:初診1か月半前,顎部に虫刺され様の皮疹が出現した.近医でオフロキサシン1日300mgを10日間投与されたが,皮疹は増大し,中央が潰瘍化した.また両側下顎リンパ節の腫脹と軀幹,四肢に自覚症状のない皮疹が多数出現してきた.患者は風俗店にて複数回感染機会があった.
初診時現症:顎部正中に5×4cmの暗赤色の浸潤性局面を認め,その中央は3×2cmの潰瘍を形成していた(図1).下顎,腋下に無痛性リンパ節腫脹を認めた.軀幹,四肢に米粒大までの紅色丘疹,紅斑が多数散在し,一部で鱗屑を付着していた(図2).
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