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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科70巻5号

2016年04月発行

文献概要

増刊号特集 最近のトピックス2016 Clinical Dermatology 2016 4.皮膚疾患治療のポイント

尋常性痤瘡における抗菌外用剤の使い方

著者: 黒川一郎1

所属機関: 1明和病院皮膚科

ページ範囲:P.96 - P.99

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summary
尋常性痤瘡は感染症ではないが,にきび桿菌(Propionibacterium acnes)が病態に密接な役割を果たしているため,抗菌外用剤が特に炎症性痤瘡に非常に有効である.しかしながら,長期にわたる抗菌外用剤の使用は薬剤耐性菌の出現を促すことになるので,急性炎症期の3か月以内に留めるべきである.また,抗菌外用剤の単剤での使用を避け,過酸化ベンゾイル,アダパレンとの併用で用いることが強く推奨される.

参考文献

1) 黒川一郎,西嶋攝子:最新皮膚科大系第17巻,玉置邦彦(編),中山書店.p117, 2002
2) Ishida N, et al:Microbiol Immunol 52:621, 2008
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4) Numata S, et al:Dermatology 228:86, 2014
5) Hayashi N, et al:J Dermatol 35:255, 2008
6) 林 伸和,他:日皮会誌 118:1893, 2008
7) 林 伸和,他:日皮会誌2016(印刷中)
8) Crawford WW, et al:J Invest Dermatol 72:187, 1979
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10) 黒川一郎.Progress in Medicine 35:1837, 2015
11) Yamakawa T, et al:J Antimicrob Chemothe 49:455, 2002
12) 川島 眞,他:臨床医薬 31:155, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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