icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科70巻6号

2016年05月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・105

Q考えられる疾患は何か?

著者: 藤岡愛1

所属機関: 1高知県立幡多けんみん病院皮膚科

ページ範囲:P.367 - P.368

文献購入ページに移動
症例
症 例:79歳,女性
主 訴:左下腿の圧痛を伴う紫斑
既往歴:肝硬変(C型肝炎ウイルスとアルコールによる)で消化器科通院中
家族歴:特記すべき事項なし.
現病歴:アジの刺身を食べ3日後に嘔吐腹痛で近医を受診したが,ショック状態となり当院消化器科へ緊急搬送された.ICUで全身管理を行っていたところ,第3病日に左下腿に圧痛を伴う紫斑が出現し当科を紹介された.
初診時現症:左下腿のみに中心部に血疱を有し,一部周囲に水疱を伴う鶏卵大の環状紅斑と,著明な圧痛を伴う紫斑を認めた(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?