症例
患 者:32歳,男性.ハム製造工場勤務
主 訴:右手の痛痒い紅色皮疹
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の1週間前に素手で豚肉の処理中,右手背に軽微な擦過傷を負った.受傷後2日目に同部に痛痒い紅斑および腫脹が出現し,徐々に遠心性に拡大してきた.
現 症:右手は浮腫状に腫脹し,右手背に大きさ90×80mmの環状紅斑性局面を認めた.局面の中心部には淡褐色の色素沈着と数か所の痂皮化した擦過傷があり,辺縁部は15×10mm大程度までのやや浸潤を触れる鮮紅色ないし暗赤色の紅斑および丘疹が環状に配列していた(図1).
雑誌目次
臨床皮膚科70巻7号
2016年06月発行
雑誌目次
連載 Clinical Exercise・106
Q考えられる疾患は何か?
著者: 坂井博之
ページ範囲:P.461 - P.462
マイオピニオン
高齢者社会を見つめ,地域を考えた医療に果たす皮膚科医の役割
著者: 根本治
ページ範囲:P.464 - P.465
1. 高齢化社会,地域医療として皮膚科医に求められるもの
高齢者社会といわれるようになって久しい.高齢者社会では住民が住み慣れた場所で安心して生活できるように地域包括医療の理念の下で,保険(予防),医療,介護,福祉の面からノーマライゼーションが提唱されており,皮膚科医もおおいに寄与できる.高齢者は内科,外科,整形外科,眼科,耳鼻科,歯科そして皮膚科など身体のいたるところの修正を余儀なくされ,専門の科への受診が必要になる.しかし,老体はいたるところで不具合が生じ,病院・診療所への受診も困難になることが多くなる.高齢者に対する皮膚科診療について言えば,介護にも通ずるが,往診に対する期待の高いことが挙げられる.われわれの医療法人グループは札幌を中心に展開しており,往診の依頼は年々増加し,その要望を比較的容易に受けることができる.しかし,往診は16kmを超える地域に対しては往診料が算定できないこともあり,それぞれの地域で皮膚科医がその地域をカバーしなければならない.
また比較的若い世代でも,北海道のように冬は雪に閉ざされ,地域的にどこに住んでいても同レベルの治療が受けられるとは限らない現実もある.田舎に住んでいても「しみ」はとりたいかもしれないし,地方では専門性の高い治療が受けられない諦めもあるかもしれない.こういった状況下ではわれわれ皮膚科医には何が求められ,何をしなければならないであろうか.蕁麻疹,湿疹,白癬などの皮膚病は治療薬があればどこでも治療は可能であるが,乾癬,白斑,母斑(あざ)などはスペシャリストが必要であるし,専用の医療機器も必要となる.これらの人と機器の問題を解決しなければ地域医療として応えられないことになり,それぞれの地域ではこれらを整備し,医療レベルの高い診療を提供する努力をしなければならない.
原著
皮膚外科手術における抗凝固・血小板薬の取り扱い—富山県立中央病院皮膚科155例の解析
著者: 武原康平 , 石井貴之 , 八田尚人
ページ範囲:P.466 - P.470
要約 抗凝固・血小板薬内服下での皮膚外科手術の安全性を検討するため当院で過去3年間に施行した生検・手術を調査した.1,641例中,抗凝固・血小板薬を内服していたのは155例(9.4%)で,抗凝固・血小板薬を継続して生検・手術を施行したのは155例中141例,中止したのは14例(9.0%),ヘパリン化した症例は6例であった.薬剤を継続した141例中出血に関連した合併症はワルファリン内服患者5例(3.5%)にみられたが,いずれも軽度であった.内服継続で行った手術は単純縫縮のほかに植皮,皮弁形成術も含まれており,一般的な皮膚外科手術では抗凝固・血小板薬の中止は不要と思われる.
症例報告
歯科金属除去で皮疹が改善し全身型金属アレルギーが疑われた2例
著者: 坂井博之 , 野村和加奈
ページ範囲:P.471 - P.476
要約 症例1:70歳,男性.初診の約2か月前に体幹四肢に多発性の滲出性紅斑が出現した.病理組織学的所見も併せて多形紅斑と診断した.パッチテストで塩化パラジウムと四塩化イリジウムに(+)反応を認めた.症例2:76歳,男性.初診の15年前から慢性湿疹の診断で治療中であったが,10日程前から両足に水疱が多発してきた.パッチテストで塩化第二スズ,塩化第二鉄,塩化亜鉛に(+)反応を認めた.両症例ともに歯科金属をすべて除去したところ皮疹は消失した.付随する歯性病巣感染の関与の可能性は否定できないが,金属パッチテストが陽性で歯科金属除去により皮膚病変が改善した臨床経過から,両症例ともに全身型金属アレルギーと考えた.パッチテストが難治性皮膚疾患の原因検索に有用であることを再確認できた貴重な症例と思われた.
口唇ヘルペスと類似した造影剤イオパミドールによる多発性固定薬疹の1例
著者: 氏野由理 , 八木夏希 , 筒井清広 , 佐藤隆
ページ範囲:P.477 - P.481
要約 53歳,男性.糖尿病性腎不全のため2008年より透析を導入した.2014年4月下旬,口唇に水疱が多発した.アシクロビル内服後に10日程で消退した.7月中旬,口唇に水疱が再発.アシクロビル内服後も拡大し,上下口唇にびらん,右手掌に紅斑が出現した.初回時は皮疹出現2日前に,2回目は皮疹出現の直前に,他院でイオパミドール(イオパミロン®)の使用があった.スクラッチパッチテストでイオパミドールが陽性.非イオン性ヨード造影剤による多発性固定薬疹の報告例は少ないが,透析患者ではイオパミドールによる多発性固定薬疹が多く報告されている.造影剤代謝の半減期の延長により固定薬疹の頻度が高くなる可能性があると思われた.
高齢の腹膜透析患者に発症した急性汎発性膿疱性乾癬の1例
著者: 緋田哲也 , 南満芳 , 宿理朋哉 , 大城由美
ページ範囲:P.482 - P.486
要約 81歳,女性.原因不明の慢性腎不全に対し,初診6か月前より腹膜透析が導入された.3日前から頸部に紅斑が出現したため当科を紹介され受診した.初診時,頸部に径5cmまでの浸潤性紅斑が多発し,紅斑内に小膿疱を多数混じていた.1週後,発熱,全身倦怠感とともに皮疹が全身に拡大したため入院した.病理組織像では,角層下好中球膿疱,Kogoj海綿状膿疱を認め,臨床所見と合わせ,急性汎発性膿疱性乾癬と診断した.プレドニゾロン(PSL)40mg/日投与を開始したところ,皮疹は膜様鱗屑を残しながら軽快し,ジアフェニルスルホン(DDS)を併用のうえPSLを漸減した.その後,消化管アミロイドーシスの合併が判明し,低栄養状態が進行したため,血液透析へ移行した.皮疹は再燃なく経過していたが,全身状態が徐々に悪化し永眠した.腹膜透析中の患者に急激に発症した汎発性膿疱性乾癬の報告はこれまでなく,稀な症例と思われる.
急性汎発性発疹性膿疱症を合併した劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症の1例
著者: 田浦麻衣子 , 安見真希 , 在田貴裕 , 金久史尚 , 張財源 , 浅井純 , 加藤則人
ページ範囲:P.487 - P.492
要約 62歳,女性.右下腿の蜂窩織炎として近医で抗生剤治療をされていたが,症状が増悪し,壊死性筋膜炎を疑われたため当院に救急搬送された.初診時,右下肢の紫斑と水疱,血疱,全身に小膿疱を伴うびまん性紅斑を認め,劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症(toxic shock-like syndrome:TSLS)を疑った.緊急デブリドマンを施行し,抗生剤の点滴治療を開始したところ全身状態は速やかに改善した.しかし,全身の紅斑と膿疱は遷延し,薬疹を疑って抗生剤を変更したところ紅斑は消退し,経過からは急性汎発性発疹性膿疱症(acute generalized exanthematous pustulosis:AGEP)が疑われた.本症例は,TSLSとAGEPの両方の診断基準を満たし,TSLSに対して使用した抗生剤でAGEPが続発したと考えられた.
深在性エリテマトーデスの1例
著者: 福田浩孝 , 簗場広一 , 中川秀己
ページ範囲:P.493 - P.496
要約 31歳,女性.初診の1年半前より右頰部に硬結を伴うやや境界不明瞭な紅色局面が出現した.デキサメタゾンプロピオン酸エステル外用にて治療されていたが改善せず,当科を受診した.抗核抗体,各種自己抗体を含め異常所見を認めなかった.病理組織学的には,表皮の液状変性,真皮のムチン沈着,真皮中層から脂肪織に異型性のないリンパ球主体の炎症細胞浸潤,変性した脂肪組織を認めた.ループスバンドテストはIgM陽性であり,深在性エリテマトーデスと診断した.プレドニゾロン内服15mg/日より開始するとともに,トリアムシノロンアセトニド局注1mgを計2回施行したところ,4週間後に硬結,紅斑は改善傾向を認めた.その後,プレドニゾロンを漸減し,陥凹は残したものの紅色局面は消退したため,6か月で内服を中止した.ステロイド局注は皮膚萎縮のリスクを伴うが,内服との併用により,皮疹改善までの期間短縮に寄与する可能性が高いと考えた.
多発性骨髄腫に伴うクリオグロブリン血症に対して血漿交換とボルテゾミブが有効であった1例
著者: 佐々木洋香 , 伊賀那津子 , 遠藤雄一郎 , 藤澤章弘 , 宮地良樹 , 椛島健治
ページ範囲:P.497 - P.502
要約 70歳,男性.2005年より,冬になると四肢に紫斑が出現した.血清免疫電気泳動でIgGκ型M蛋白が検出されたが,骨髄像では形質細胞の増加や異型性はなく,IgG κ型良性M蛋白血症とした.また,クリオグロブリン定性が陽性であり,Ⅰ型クリオグロブリン血症と診断した.保温とプレドニゾロン(PSL)内服で症状が改善したため,以降はPSL 5〜10mg/日の内服で外来通院で経過観察していた.2014年9月に四肢の紫斑と潰瘍が突然出現し,PSLを増量しても不応性のため当科入院となった.入院時検査所見では肝腎機能障害を認め,また骨髄穿刺にて多発性骨髄腫との診断に至った.PSL増量したが改善なく,メチルプレドニゾロンでステロイドハーフパルス施行の後,3回の血漿交換で皮疹と肝腎機能は改善し全身状態は安定した.多発性骨髄腫はPSLとボルテゾミブの加療が有効であり,以降,皮疹の再燃はなかった.基礎疾患を伴うクリオグロブリン血症では,対症療法に加えて基礎疾患の治療が必要不可欠である.
非血縁臍帯血移植後に臀部に生じた汗孔角化症の1例
著者: 宇野優 , 柴田夕夏 , 延山嘉眞 , 中川秀己 , 横山洋紀
ページ範囲:P.503 - P.507
要約 36歳,男性.初診より68か月前に慢性骨髄性白血病に対し化学療法(イマチニブ)を,43か月前に非血縁臍帯血移植を施行され,その後タクロリムスを9か月間投与された.40か月前より,臀部に自覚症状を伴わない角化性局面が出現した.初診時,両臀部に直径20mmまでの,辺縁が隆起した角化性局面を6個認め,病理組織学的に汗孔角化症と診断した.免疫抑制療法中に皮疹が生じ,終了後,改善はなかったものの新生や増大はなく経過していたことより,免疫抑制状態が発症に関与していると考えた.免疫抑制状態中に生じた汗孔角化症はこれまでに本邦で22例報告されている.その報告では四肢や体幹の広範囲に病変がみられる症例が多い.自験例は皮疹が臀部に限局している点が特徴的と考えられた.
Cylindromatosisの1例
著者: 小川達也 , 田口詩路麻 , 熊谷亮 , 中山凱夫 , 三澤恵
ページ範囲:P.508 - P.512
要約 86歳,女性.20年前と1年前に頭部に複数の結節が生じて当院形成外科で切除されていた.経過観察中に頭部以外にも顔面,胸部などに複数の紅色結節を認めたため,当科を受診した.病理組織像は,真皮から皮下にかけての腫瘍塊で,ジグソーパズル様に密に配列しており,円柱腫と診断した.多発例であるが,家族歴はなく,
下腹部に生じたcellular angiofibromaの1例
著者: 吉賀哲郎 , 平島昌生 , 信藤肇 , 西田俊博
ページ範囲:P.513 - P.517
要約 68歳,男性.初診約1年前より下腹部に皮下腫瘤を自覚し,徐々に増大傾向を認めたため,近医内科を受診し,精査加療目的に当科を紹介受診された.触診にて下腹部に鶏卵大で弾性やや硬の可動性良好な腫瘤を触知した.生検の結果よりcellular angiofibromaを疑ったが,確定診断には至らず,全身麻酔下に腫瘍を全摘出した.腫瘍は4.0×2.5×2.5cm大,弾性軟,淡黄褐色,境界明瞭であった.組織学的には特にangiomyofibroblastomaやaggressive angiomyxomaとの鑑別を要したが,デスミンが陰性であったこと,腫瘍細胞の筋線維芽細胞への分化や粘液様間質がみられず,腫瘍の境界が整である形態学的特徴からcellular angiofibromaと診断した.本腫瘍は完全摘出している場合には再発の報告はないが,症例数が少なく,他疾患との類似点も多いことから,十分な経過観察を要する.
足底に生じたverrucous carcinomaの1例
著者: 畠中美帆 , 石橋正史
ページ範囲:P.519 - P.524
要約 57歳,男性.発症時期不明の左足底の結節.初診時,径25×25mm大,点状出血を伴う皮膚常色の角化性病変を認め,生検で尋常性疣贅と診断したが,治療を自己中断していた.1年半後の再診時,病変は50×35×30mm大,広基有茎性,疣状,黄褐色の隆起性病変になり,圧痛を伴い下床との可動性はやや不良であった.病理組織像は乳頭腫状の隆起性病変で,表皮は外方性かつ内方性に高度に増殖し,表皮突起は球根状に太く圧排性に延長したが基底細胞は保たれていた.増殖している細胞の主体は好酸性の大きな角化細胞で,核異型や多型性はほとんどみられなかった.疣状癌(verrucous carcinoma:VC)と診断し,MRIで筋膜との境界が一部不明瞭であったため,皮下組織を全層含めて切除したが,組織標本では腫瘍の浸潤は真皮深層にとどまり皮下組織への浸潤はみられなかった.VCの病理組織像では病変全体の構築の把握が重要である.再発もみられるため慎重な経過観察が必要である.
イミキモドクリーム外用が有効であった乳房外Paget病の1例
著者: 龍神操 , 伊東可寛 , 五味博子 , 山﨑一人 , 石田康生 , 早川和人
ページ範囲:P.525 - P.529
要約 71歳,女性.外陰部の紅斑を主訴に当科を受診した.皮膚生検で,組織学的所見より乳房外Paget病と診断した.当初手術療法を予定したが本人の同意を得られず,イミキモドクリーム外用療法を選択した.イミキモドクリームは週3回,計8週間外用した.外用部にびらん・疼痛を認めたが,いずれも自制範囲内であった.また,外用開始1週間後より外用日に一致して38℃の発熱がみられたが非外用日には自然に解熱した.治療終了1か月後には臨床所見上病変はほぼ完全に消褪した.3か月後に小陰唇付近に残存していたびらんから皮膚生検を実施したが,Paget細胞は確認されなかった.治療終了から16か月が経過した現在も再発を認めない.自験例は乳房外Paget病に対するイミキモド外用の有効例であるが,今後も注意深く経過観察を継続する.
寛解した木村氏病がangiolymphoid hyperplasia with eosinophilia様組織所見を呈して再発した1例
著者: 齊藤恵 , 森志朋 , 赤坂俊英
ページ範囲:P.530 - P.534
要約 58歳,男性.以前よりアトピー性皮膚炎の診断にて当科通院中だった.2012年2月頃に左耳前部に皮下腫瘤が出現し,病理組織像でリンパ濾胞様構造を認め木村氏病と診断し,ベタメタゾン(リンデロン®)内服加療で消退した.2013年11月に同部に搔痒を伴う弾性硬の表在性皮下硬結が再度出現し,病理組織所見では血管内皮細胞の内腔への突出を認めangiolymphoid hyperplasia with eosinophilia(ALHE)に類似していた.病理組織所見はALHEに類似するが,動静脈奇形や血管内皮細胞の空包などを認めないことから,ALHE様組織を呈し再発した木村氏病と診断した.木村氏病の経過中に表在性病変を生じた場合に,ALHEとの鑑別に注意する必要があると考えた.
結節腫瘤を呈し短期間に急性転化したくすぶり型成人T細胞白血病/リンパ腫の1例
著者: 奈古利恵 , 船坂陽子 , 秋山美知子 , 川名誠司 , 福永景子 , 中山一隆 , 佐伯秀久
ページ範囲:P.535 - P.541
要約 71歳,女性.初診時,顔面・軀幹に紅斑,上肢関節部に結節,指の腫脹などの多彩な皮疹があった.皮膚病理組織では真皮上層から皮下までびまん性にリンパ球様細胞が浸潤していた.免疫染色から皮膚T細胞リンパ腫を疑い,母に成人T細胞白血病/リンパ腫(adult T-cell leukemia/lymphoma:ATLL)の既往があることを聴取した.抗HTLV-1抗体陽性で,皮疹部の遺伝子解析でHTLV-1プロウイルスのモノクローナルな組み込みがあり,ATLLと診断した.病型はくすぶり型であり,臨床症状と病理組織学的所見より結節腫瘤型と分類した.経過中に皮疹の増悪,表在リンパ節の腫脹,血液検査で異型リンパ球の出現がみられた.急性転化したため化学療法を施行し,現在症状は改善している.結節腫瘤型のATLLは短期間で急性転化する場合があるため,定期的な経過観察と急性転化時の早急な対応が必要である.
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欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.459 - P.459
文献紹介 誘導ラマン散乱顕微鏡を用いた爪甲内分子拡散の解析 フリーアクセス
著者: 鈴木さつき
ページ範囲:P.502 - P.502
爪甲疾患に対する効果的な治療法には解決すべき課題が残されており,1つには爪甲内部まで薬剤を到達させることが難しいことが挙げられる.著者らは,誘導ラマン散乱顕微鏡を用いて,爪甲に外用した化学物質が爪甲の中を拡散していく様子をリアルタイムに可視化して解析することに成功した.重水,プロピレングリコール,DMSOそれぞれを爪甲表面に塗布し,爪甲に浸透していく様子をラマンシグナルを利用して可視化し,得られた情報をもとに深達速度と深達度として解析がなされた.その結果,重水の拡散はプロピレングリコールやDMSOよりも速やかに生じることがわかった.また,ラマンシグナルを標準化することで,光の散乱と吸収の影響を最小限にし,拡散性の半定量分析も行った.面白いことに,溶媒の拡散は,爪甲に浸透した溶媒の濃度に依存して挙動が変化する可能性が強く示唆された.誘導ラマン散乱顕微鏡を用いた爪甲への溶媒の解析の報告は過去になく,その可視化と半定量に成功したのは今回の報告が初めてである.使用した3溶媒の動力学的検討により,それぞれが爪甲への浸透濃度依存性に拡散能が変化することが明らかとなった.以上の結果は,難治性爪甲疾患の治療薬の構造を決めたり最適化を行う際に有用となることが期待される.
文献紹介 白血病の持続的寛解のためのキメラ抗原受容体T細胞 フリーアクセス
著者: 雪野祐莉子
ページ範囲:P.534 - P.534
急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia:ALL)は,急速に進行する治療が難しい疾患の1つである.再発性ALLの治療として現在,幹細胞移植,ブリナツモマブ投与が行われているが,近年CAR T細胞療法により難治性ALLで寛解を得られたという報告がある.
CAR(chimeric antigen receptor,キメラ抗原受容体)とは腫瘍抗原に特異的な単鎖抗体とT細胞受容体を持つ遺伝子キメラ蛋白の総称であり,この遺伝子を導入しCARを発現したT細胞をCAR T細胞という.
お知らせ 第19・20回皮膚病理講座 基礎編 フリーアクセス
ページ範囲:P.542 - P.542
次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.543 - P.543
あとがき フリーアクセス
著者: 戸倉新樹
ページ範囲:P.546 - P.546
「ゆるキャラグランプリ2015」で「家康くん」がグランプリを獲得した.浜松のゆるキャラである.大河ドラマ『真田丸』でも度々家康と浜松城が登場し,浜松にある井伊谷城の城主の井伊直虎(何と女性)も2017年の大河ドラマに決定している.連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の出身も浜松である.何もここで浜松とNHK番組の宣伝をしようと画策している訳ではないが,遠州で生まれ育った私としては多少なりとも親近感を持つ.
確かに「家康くん」は良い.丸顔に十字に描かれた顔面構成要素はユニークであるし,妙に可愛さを媚びることもない.犬が笑い顔を自在に示していたら,犬の愛らしさは吹っ飛んでしまっただろうが,「家康くん」のフェノタイプにもそういうところがある.浜松のイメージを無理なく表現しているのであろうか,市民の受けも良い.
全国大学医学部・医科大学皮膚科教室名簿,所在地一覧
ページ範囲:P. - P.
基本情報
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39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
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38巻6号(1984年6月発行)
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38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
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37巻12号(1983年12月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
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35巻12号(1981年12月発行)
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35巻9号(1981年9月発行)
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35巻6号(1981年6月発行)
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34巻12号(1980年12月発行)
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34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
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32巻12号(1978年12月発行)
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31巻12号(1977年12月発行)
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30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
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30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
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28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
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28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
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28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
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27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)