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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科70巻7号

2016年06月発行

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文献紹介 白血病の持続的寛解のためのキメラ抗原受容体T細胞 フリーアクセス

著者: 雪野祐莉子1

所属機関: 1慶應義塾大学

ページ範囲:P.534 - P.534

文献概要

 急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia:ALL)は,急速に進行する治療が難しい疾患の1つである.再発性ALLの治療として現在,幹細胞移植,ブリナツモマブ投与が行われているが,近年CAR T細胞療法により難治性ALLで寛解を得られたという報告がある.
 CAR(chimeric antigen receptor,キメラ抗原受容体)とは腫瘍抗原に特異的な単鎖抗体とT細胞受容体を持つ遺伝子キメラ蛋白の総称であり,この遺伝子を導入しCARを発現したT細胞をCAR T細胞という.

参考文献

Maude SL, et al:Chimeric antigen receptor T cells for sustained remissions in leukemia. N Engl J Med 371:1507-1517, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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