文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・108
Q考えられる疾患は何か?
著者: 石川治1
所属機関: 1群馬大学皮膚科
ページ範囲:P.647 - P.648
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患 者:87歳,女性
主 訴:右上眼瞼の皮疹
既往歴:初診の12年前からパーキンソン病と診断され加療中である.
現病歴:2年前に皮疹に気づいたが放置していた.今回,パーキンソン病治療のために神経内科に入院した際,皮疹について当科に紹介され受診した.
初診時現症:右上眼瞼縁のほぼ中央,10×5mm,辺縁が堤防上に隆起した淡紅色から黄白色調の硬い結節があり,表面の一部はびらんしていた(図1).触診上,境界は明瞭だが,眼瞼結膜側にも浸潤を触れた.結節部の睫毛は疎であった.表在性リンパ節は触知せず.
患 者:87歳,女性
主 訴:右上眼瞼の皮疹
既往歴:初診の12年前からパーキンソン病と診断され加療中である.
現病歴:2年前に皮疹に気づいたが放置していた.今回,パーキンソン病治療のために神経内科に入院した際,皮疹について当科に紹介され受診した.
初診時現症:右上眼瞼縁のほぼ中央,10×5mm,辺縁が堤防上に隆起した淡紅色から黄白色調の硬い結節があり,表面の一部はびらんしていた(図1).触診上,境界は明瞭だが,眼瞼結膜側にも浸潤を触れた.結節部の睫毛は疎であった.表在性リンパ節は触知せず.
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