文献詳細
連載 Clinical Exercise・123
文献概要
症例
患 者:84歳,女性
主 訴:顔・陰部・四肢先端の弛緩性水疱を伴う紅斑
既往歴:多発性脳梗塞および二次性てんかん
現病歴:6年前の脳梗塞発症以降の食事は半消化態栄養剤であるテルミールソフト® と半固形食で取っていたが,徐々にテルミールソフト® 中心になっていた.当科受診の1か月前から顔・陰部・四肢先端に紅斑が出現し徐々に増悪した.
初診時現症:眼瞼・鼻孔・口囲に痂皮を伴うびらん,紅斑を認め,また臀部から陰部にかけ辺縁に浸軟を伴うびらん局面がみられた(図1a,b).四肢には弛緩性水疱や痂皮を伴う紅斑が散見していた.また,軽度の意識レベル低下が観察された.
患 者:84歳,女性
主 訴:顔・陰部・四肢先端の弛緩性水疱を伴う紅斑
既往歴:多発性脳梗塞および二次性てんかん
現病歴:6年前の脳梗塞発症以降の食事は半消化態栄養剤であるテルミールソフト® と半固形食で取っていたが,徐々にテルミールソフト® 中心になっていた.当科受診の1か月前から顔・陰部・四肢先端に紅斑が出現し徐々に増悪した.
初診時現症:眼瞼・鼻孔・口囲に痂皮を伴うびらん,紅斑を認め,また臀部から陰部にかけ辺縁に浸軟を伴うびらん局面がみられた(図1a,b).四肢には弛緩性水疱や痂皮を伴う紅斑が散見していた.また,軽度の意識レベル低下が観察された.
参考文献
齋藤 京,他:臨皮 62(10):717-719,2008
掲載誌情報