icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科71巻12号

2017年11月発行

連載 Clinical Exercise・123

Q考えられる疾患は何か?

著者: 齋藤京1

所属機関: 1さいたま市立病院皮膚科

ページ範囲:P.945 - P.946

文献概要

症例
患 者:84歳,女性
主 訴:顔・陰部・四肢先端の弛緩性水疱を伴う紅斑
既往歴:多発性脳梗塞および二次性てんかん
現病歴:6年前の脳梗塞発症以降の食事は半消化態栄養剤であるテルミールソフト® と半固形食で取っていたが,徐々にテルミールソフト® 中心になっていた.当科受診の1か月前から顔・陰部・四肢先端に紅斑が出現し徐々に増悪した.
初診時現症:眼瞼・鼻孔・口囲に痂皮を伴うびらん,紅斑を認め,また臀部から陰部にかけ辺縁に浸軟を伴うびらん局面がみられた(図1a,b).四肢には弛緩性水疱や痂皮を伴う紅斑が散見していた.また,軽度の意識レベル低下が観察された.

参考文献

齋藤 京,他:臨皮 62(10):717-719,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら