文献詳細
文献概要
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文献紹介 固形癌患者を対象とした経口免疫調整薬インドキシモドとドセタキセルの併用療法の第Ⅰ相試験
著者: 椎山理恵1
所属機関: 1慶應義塾大学
ページ範囲:P.244 - P.244
文献購入ページに移動 生体内でL-トリプトファンをL-キヌレニンに変換する酵素であるIDO〔indoleamine-(2,3)-dioxygenase〕は,さまざまな癌で発現していることが知られている.L-トリプトファンの局所的枯渇はT細胞の抑制やTregの誘導による抗腫瘍免疫抑制状態を作り出すことが明らかになっている.本試験において用いられたインドキシモドはIDO経路阻害薬であり,前臨床試験では乳癌モデルマウスに対して化学療法と併用することで相乗効果が得られた.本試験はドセタキセルとインドキシモドの併用療法における安全性を検討するために計画された.
試験デザインとしては,ドセタキセルを3週おきに60mg/m2から75mg/m2への増量,インドキシモドは300mg分2より2,000mg分2まで増量する5つのコホートでの3+3試験であり,至適投与量を決定するため用量制限毒性を評価し,副次的に血中薬物濃度を測定した.
試験デザインとしては,ドセタキセルを3週おきに60mg/m2から75mg/m2への増量,インドキシモドは300mg分2より2,000mg分2まで増量する5つのコホートでの3+3試験であり,至適投与量を決定するため用量制限毒性を評価し,副次的に血中薬物濃度を測定した.
参考文献
Soliman HH, et al:A first in man phase I trial of the oral immunomodulator, indoximod, combined with docetaxel in patients with metastatic solid tumors. Oncotarget 5:8136-8146, 2014
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