文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・116
Q考えられる疾患は何か?
著者: 北見由季1
所属機関: 1昭和大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.287 - P.288
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患 者:68歳,男性
主 訴:両陰股部の淡褐色斑
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:高血圧,アレルギー性鼻炎,足白癬
現病歴:約5年前より両陰股部に自覚症状のない紅斑の出没を繰り返していた.1年前より近医皮膚科で加療したが軽快せず,当科を紹介され受診した.
現症と経過:両陰股部に褐色斑の散在を認めた.直接鏡検陰性であったためステロイド外用を開始したが軽快しなかった.いったん外用を中止し2週後再診した.両陰股部に粃糠様鱗屑を付す示指頭大までの暗紅褐色斑が融合していた(図1a,b).自覚症状はなかった.
患 者:68歳,男性
主 訴:両陰股部の淡褐色斑
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:高血圧,アレルギー性鼻炎,足白癬
現病歴:約5年前より両陰股部に自覚症状のない紅斑の出没を繰り返していた.1年前より近医皮膚科で加療したが軽快せず,当科を紹介され受診した.
現症と経過:両陰股部に褐色斑の散在を認めた.直接鏡検陰性であったためステロイド外用を開始したが軽快しなかった.いったん外用を中止し2週後再診した.両陰股部に粃糠様鱗屑を付す示指頭大までの暗紅褐色斑が融合していた(図1a,b).自覚症状はなかった.
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