文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・126
Q考えられる疾患は何か?
著者: 岸部麻里1
所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学講座
ページ範囲:P.99 - P.100
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患 者:30歳,女性
主 訴:大動脈弁置換術後に生じた肥厚性瘢痕の治療
既往歴:22歳,大動脈炎症候群
家族歴:祖父と父親に高血圧症
現病歴:8年前,持続する微熱と頭痛が出現し,大動脈炎症候群と診断された.その後,大動脈弁閉鎖不全を合併し,5年前に大動脈弁置換術を受けた.術後に生じた肥厚性瘢痕の治療を目的に当科を受診した.なお,20歳頃から両側頸部に皮疹が出現していたが,気にせずに放置していた.両腋窩の皮疹には,気づいていなかった.
現 症:両側頸部と両腋窩に3mm大までの黄白色の軟らかい丘疹が集簇,一部は融合し,敷石状の外観を呈していた(図1).
患 者:30歳,女性
主 訴:大動脈弁置換術後に生じた肥厚性瘢痕の治療
既往歴:22歳,大動脈炎症候群
家族歴:祖父と父親に高血圧症
現病歴:8年前,持続する微熱と頭痛が出現し,大動脈炎症候群と診断された.その後,大動脈弁閉鎖不全を合併し,5年前に大動脈弁置換術を受けた.術後に生じた肥厚性瘢痕の治療を目的に当科を受診した.なお,20歳頃から両側頸部に皮疹が出現していたが,気にせずに放置していた.両腋窩の皮疹には,気づいていなかった.
現 症:両側頸部と両腋窩に3mm大までの黄白色の軟らかい丘疹が集簇,一部は融合し,敷石状の外観を呈していた(図1).
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