文献詳細
マイオピニオン
新たなキャリアパスとしてのPMDA—研究の先にあるもの
著者: 工藤英郎1
所属機関: 1熊本大学医学部附属病院総合臨床研究部研究シーズ探索センター
ページ範囲:P.198 - P.199
文献概要
医薬品の開発は非常に長い年月と莫大な資金を要する.しかも,新薬の候補化合物のうち,開発が成功し実際に上市される確率は,1/25,000〜30,000といわれている.特に,基礎研究から臨床開発への橋渡しの段階は,“死の谷”と呼ばれ,アカデミアと製薬企業の相互理解が得られず,産学連携が円滑に進まない現状から実用化を目指すうえでの大きな障壁となっている.そして,臨床開発におけるもう一人の重要な登場人物が「官」である.
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