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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科72巻6号

2018年05月発行

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文献紹介 BRAF V600変異を伴う非悪性黒色腫癌腫に対するベムラフェニブの有効性 フリーアクセス

著者: 福島彩乃1

所属機関: 1慶應義塾大学

ページ範囲:P.430 - P.430

文献概要

 BRAF V600はMAPK経路を介してがん細胞の増殖に寄与する遺伝子であり,欧米では約50%の悪性黒色腫患者に変異がみられ,BRAF V600キナーゼ阻害薬であるベムラフェニブはBRAF V600変異陽性の悪性黒色腫患者に対して承認されている分子標的薬である.
 BRAF V600変異は悪性黒色腫以外のがんでも変異が認められるが,ほとんどの場合は変異率が低く,希少がんの場合もあり,患者数が少ないため疾患ごとに臨床試験を組むのは困難であった.

参考文献

Hyman DM, et al:Vemurafenib in Multiple Nonmelanoma Cancers with BRAF V600 Mutations. N Engl J Med 373:726-736, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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