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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科72巻8号

2018年07月発行

マイオピニオン

良い診療ガイドラインとは—近い将来への展望

著者: 古賀弘志1

所属機関: 1信州大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.566 - P.567

文献概要

 1. 良い診療ガイドラインとは
 後述するMinds(マインズ)は診療ガイドラインを「診療上の重要度の高い医療行為について,エビデンスのシステマティックレビューとその総体評価,益と害のバランスなどを考量して,患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」と定義している.したがって,書かれている内容について,目の前の患者に適用してよいか,そのリスク/ベネフィットを患者ごとに検討する必要がある.診療ガイドラインは決して無批判に従う手順書(マニュアル)ではない.
 個人的に良い診療ガイドラインの条件として,①「短時間で理解できる」,②「特定の状況における方針が明快」,③「解説が腑に落ちる」の3つを挙げたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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