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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科73巻5号

2019年04月発行

文献概要

増刊号特集 最近のトピックス2019 Clinical Dermatology 2019 1.最近話題の皮膚疾患

アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤による治療

著者: 井川健1

所属機関: 1獨協医科大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.32 - P.36

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summary
近年,いろいろな疾患の病態形成メカニズムが,これまでに比べて,より詳細に解明されてきており,それはアトピー性皮膚炎においてもそうである.治療薬物の開発も,解明されてきたメカニズムを基盤として,より疾患特異的な経路を念頭においたものとなっており,今後もその傾向は進んでいくのであろう.アトピー性皮膚炎の薬物治療は,長年,ステロイド外用薬を中心とする外用療法が主体となってきた.このこと自体はこれからもそのままであろうと思われるが,本邦においても,アトピー性皮膚炎治療薬における初の生物学的製剤である,デュピルマブが登場することとなった.おそらく,デュピルマブを皮切りとして,これから複数の新規治療薬が登場してくるだろうと思われる.本稿においては,そのデュピルマブに焦点を当てて,Th2型免疫反応亢進を是正することによるアトピー性皮膚炎の治療について述べることとする.

参考文献

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11) Thaçi D, et al:Lancet 387:40, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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