文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・144
Q考えられる疾患は何か?
著者: 福屋泰子1
所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科
ページ範囲:P.657 - P.658
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患 者:80歳,女性
主 訴:手指の紫黒色調変化,足趾の紫斑,皮膚潰瘍
既往歴:65歳;卵巣癌,脳梗塞
現病歴:初診の1年前より下腿,足趾に紫斑が出現した.その後自然に軽快したが,1年後に同部位に潰瘍が出現し,左環指にも紫黒色調の変化と疼痛を認めたため,当科を受診した.
初診時現症:両足趾に痂皮を付着した不整形の潰瘍,点状紫斑が散在していた(図1a).右下腿後面にも痂皮を付着する12×12mmの潰瘍を認めた(図1b).左環指のDIP関節から先端にかけて紫黒色調の変化があり,一部潰瘍を形成し,疼痛,冷感を伴っていた(図1c).
患 者:80歳,女性
主 訴:手指の紫黒色調変化,足趾の紫斑,皮膚潰瘍
既往歴:65歳;卵巣癌,脳梗塞
現病歴:初診の1年前より下腿,足趾に紫斑が出現した.その後自然に軽快したが,1年後に同部位に潰瘍が出現し,左環指にも紫黒色調の変化と疼痛を認めたため,当科を受診した.
初診時現症:両足趾に痂皮を付着した不整形の潰瘍,点状紫斑が散在していた(図1a).右下腿後面にも痂皮を付着する12×12mmの潰瘍を認めた(図1b).左環指のDIP関節から先端にかけて紫黒色調の変化があり,一部潰瘍を形成し,疼痛,冷感を伴っていた(図1c).
参考文献
前田 梓,他:臨皮 65(4):306-310,2011
掲載誌情報