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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科73巻9号

2019年08月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・144

Q考えられる疾患は何か?

著者: 福屋泰子1

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科

ページ範囲:P.657 - P.658

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症例
患 者:80歳,女性
主 訴:手指の紫黒色調変化,足趾の紫斑,皮膚潰瘍
既往歴:65歳;卵巣癌,脳梗塞
現病歴:初診の1年前より下腿,足趾に紫斑が出現した.その後自然に軽快したが,1年後に同部位に潰瘍が出現し,左環指にも紫黒色調の変化と疼痛を認めたため,当科を受診した.
初診時現症:両足趾に痂皮を付着した不整形の潰瘍,点状紫斑が散在していた(図1a).右下腿後面にも痂皮を付着する12×12mmの潰瘍を認めた(図1b).左環指のDIP関節から先端にかけて紫黒色調の変化があり,一部潰瘍を形成し,疼痛,冷感を伴っていた(図1c).

参考文献

前田 梓,他:臨皮 65(4):306-310,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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