文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・152
Q考えられる疾患は何か?
著者: 氏家英之1
所属機関: 1北海道大学病院皮膚科
ページ範囲:P.289 - P.290
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患 者:49歳,男性
主 訴:体幹,上肢の皮疹
既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の約10年前から背部に瘙痒を伴う皮疹が出現し,寛解と増悪を繰り返しながら徐々に軀幹全体に拡大した.初診の4か月前から皮疹が増悪し,当科を受診した.
現 症:軀幹部,両上腕に境界明瞭な類円形から不整形の径10〜30mm大の紅斑が多発し(図1a),紅斑上には径1〜5mm大の小水疱の集簇を認めた(図1b).強い瘙痒を伴い,搔破痕が混在していた.顔面,臀部,下肢には皮疹を認めなかった.粘膜疹は認めなかった.消化器症状は認めなかった.
患 者:49歳,男性
主 訴:体幹,上肢の皮疹
既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:初診の約10年前から背部に瘙痒を伴う皮疹が出現し,寛解と増悪を繰り返しながら徐々に軀幹全体に拡大した.初診の4か月前から皮疹が増悪し,当科を受診した.
現 症:軀幹部,両上腕に境界明瞭な類円形から不整形の径10〜30mm大の紅斑が多発し(図1a),紅斑上には径1〜5mm大の小水疱の集簇を認めた(図1b).強い瘙痒を伴い,搔破痕が混在していた.顔面,臀部,下肢には皮疹を認めなかった.粘膜疹は認めなかった.消化器症状は認めなかった.
参考文献
林 欣宇,他:臨皮 65(12):946-949,2011
掲載誌情報