文献詳細
文献概要
Derm.2020
男性型脱毛症治療の効果判定に関しての私見
著者: 菅原弘二1
所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学
ページ範囲:P.81 - P.81
文献購入ページに移動 当科には脱毛症専門外来があり,私も担当医としてさまざまな脱毛症の診断,治療を行っております.外来では円形脱毛症の患者が多い中で,男性型脱毛症患者の診察も行っております.治療法としては,患者の金銭的な条件が合えば,5α-レダクターゼ阻害薬を処方(自費)することが多いのですが,元通りに回復する訳ではなく,その治療効果に疑問を持たれる方もおられます.
ある70歳台の患者も長期にわたって同薬剤を内服しておられましたが,長期間内服していても開始前に期待(?)していたような効果が得られず,通院加療に疑問を持ちはじめていた様子.ところが,ある日久しぶりに同窓会に出席したところ,周囲の同窓生から「なんで,お前だけそんなにふさふさなんや?」と羨望の的だったそうです.
ある70歳台の患者も長期にわたって同薬剤を内服しておられましたが,長期間内服していても開始前に期待(?)していたような効果が得られず,通院加療に疑問を持ちはじめていた様子.ところが,ある日久しぶりに同窓会に出席したところ,周囲の同窓生から「なんで,お前だけそんなにふさふさなんや?」と羨望の的だったそうです.
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