文献詳細
文献概要
増刊号特集 最近のトピックス2020 Clinical Dermatology 2020 5.皮膚科医のための臨床トピックス
光線力学療法(PDT)による感染皮膚潰瘍治療
著者: 小澤俊幸1 粟津邦男2 鶴田大輔1
所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学 2大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻
ページ範囲:P.181 - P.183
文献購入ページに移動われわれは,5-aminolevulinic acid(ALA)を用いた光線力学療法(PDT)で,MRSAおよび緑膿菌感染マウス皮膚潰瘍を治療し,殺菌および創傷治癒促進作用があることを報告した.今回,倫理委員会の承認のもと,ヒトのMRSA感染皮膚潰瘍に対してALA-PDTを行ったところ,明らかな有害事象を認めず速やかな上皮化により,治癒させることができたので報告する.
参考文献
掲載誌情報