文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・169
考えられる疾患は何か?
著者: 高木奈緒12
所属機関: 1高木皮膚科医院 2東京慈恵会医科大学附属病院皮膚科
ページ範囲:P.743 - P.744
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患 者:27歳,女性
主 訴:体幹の瘙痒を伴う環状紅色局面
既往歴:神経性食思不振症で精神科に受診歴があるが,定期受診はせず,未治療.
現病歴:初診の約4か月前から,体幹,頭部に瘙痒,鱗屑を伴う紅斑が多発し,前医を受診した.神経性食思不振症の既往があり,未治療であったため,微量元素欠乏による皮膚炎,乾癬などの炎症性角化症を疑われ,ステロイド外用剤で治療されていた.しかし,徐々に皮疹が拡大してきたため,当科を紹介され受診した.
現 症:辺縁に鱗屑を伴う環状紅色局面が体幹に多発し,中心部は褐色調を呈していた(図1a,b).
患 者:27歳,女性
主 訴:体幹の瘙痒を伴う環状紅色局面
既往歴:神経性食思不振症で精神科に受診歴があるが,定期受診はせず,未治療.
現病歴:初診の約4か月前から,体幹,頭部に瘙痒,鱗屑を伴う紅斑が多発し,前医を受診した.神経性食思不振症の既往があり,未治療であったため,微量元素欠乏による皮膚炎,乾癬などの炎症性角化症を疑われ,ステロイド外用剤で治療されていた.しかし,徐々に皮疹が拡大してきたため,当科を紹介され受診した.
現 症:辺縁に鱗屑を伴う環状紅色局面が体幹に多発し,中心部は褐色調を呈していた(図1a,b).
参考文献
高木 奈緒,他:臨皮 67(10):817-821,2013
掲載誌情報