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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科75巻11号

2021年10月発行

連載 Clinical Exercise・170

考えられる疾患は何か?

著者: 石河晃1

所属機関: 1東邦大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.837 - P.838

文献概要

患 者:67歳,女性
主 訴:両下腿の紫斑,しびれ
既往歴:気管支喘息(60歳より)
現病歴:小児期に喘息の既往はなかったが,7年前から気管支喘息に対してテオフィリン,プロカテロール塩酸塩水和物(メプチン®),吸入ステロイド・β2刺激薬配合剤で加療されていた.3か月前から喘息発作が頻発し,呼吸苦で救急外来を受診時,両下腿と右上腕に紫斑,水疱,浮腫性紅斑の出現を認め,皮膚科を紹介され受診した.
現 症:足背から下腿にかけて,浸潤を触れる米粒大から小豆大の紫斑が多発し,母指頭大から鶏卵大の局面を形成していた(図1a,b).左足趾先端から膝関節までしびれと痛みを伴い,左足関節は背屈不能で歩行は困難であった.

参考文献

岩渕千雅子,他:臨皮 67(8):617-621,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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