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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科75巻5号

2021年04月発行

文献概要

増刊号特集 最近のトピックス2021 Clinical Dermatology 2021 3.新しい検査法と診断法

皮膚悪性腫瘍の診療に役立つ検査update

著者: 佐藤さゆり1 加藤潤史1 宇原久1

所属機関: 1札幌医科大学皮膚科学講座

ページ範囲:P.86 - P.89

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免疫チェックポイント阻害薬の登場により皮膚悪性腫瘍の治療は大きく変化している.治療薬選択のための検査としては,BRAFなどのコンパニオン診断,マイクロサテライト不安定性検査やがん遺伝子パネル検査が保険適用となり,これらの検査結果により各個人のがん細胞の特性に合わせて治療薬が選択できる時代が始まった.また,病勢のモニターについては,悪性黒色腫においては末梢血などから得られる情報(リキッドバイオプシー)が治療効果予測や病勢のフォローアップに有効である可能性が示されている.

参考文献

1) BRAF遺伝子変異検出キット THxID BRAFキット 添付文書 ビオメリュー・ジャパン株式会社
2) Rizvi NA, et al:Science 348:124, 2015
3) Herbst RS, et al:Nature 515:563, 2014
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14) Sato S, et al:J Dermatol 47:1141, 2020
15) Ashida A, et al:Acta Derm Venereol 97:1212, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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