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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科75巻5号

2021年04月発行

文献概要

増刊号特集 最近のトピックス2021 Clinical Dermatology 2021 5.皮膚科医のための臨床トピックス

全身性強皮症:国内外で進められている新規治療

著者: 小寺雅也1

所属機関: 1独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院皮膚科

ページ範囲:P.169 - P.171

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全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)は,線維化,血管障害,免疫異常から病態が形成され,皮膚をはじめとする全身の諸臓器が侵される疾患である.その他の膠原病に比較し,ステロイド薬の反応性,有用性が乏しいこともあり,予後不良例も多い.SScの病態および分子生物学的機序の解明の進歩により,それぞれの臓器別にターゲットを絞った治療の開発が進んでいる.今回は,SScの皮膚硬化,Raynaud症状,間質性肺疾患に関して,低分子化合物から生物学的製剤,骨髄移植など現在国内外で進められている新規治療開発の一端を紹介する.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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