icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科76巻12号

2022年11月発行

連載 Clinical Exercise・183

Q考えられる疾患は何か?

著者: 石河晃1

所属機関: 1東邦大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.949 - P.950

文献概要

症例
患 者:41歳,男性
主 訴:右こめかみの皮疹
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:15年程前に右こめかみに皮疹が出現したが自覚症状なく放置していた.7年程前から疣状に隆起し,徐々に拡大傾向を認めたため,当院を受診した.
現 症:右こめかみ部に13×10mm大の,辺縁が軽度隆起し中央がやや陥凹している局面を認めた.辺縁の隆起部には正常皮膚色から黄白色調の丘疹が環状に配列していた(図1a,b).
ダーモスコピー所見:色素性構造なし.乳白色の領域に不規則なコンマ状・樹枝状の血管,およびmillia-like cystのような白色調の顆粒状・小球形状の構造物を多数認めた(図2a,b).

参考文献

小原芙美子,他:臨皮 68(1):29-32,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら