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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科76巻13号

2022年12月発行

文献概要

連載 Clinical Exercise・184

Q考えられる疾患は何か?

著者: 石河晃1

所属機関: 1東邦大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.1043 - P.1044

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症例
患 者:79歳,男性
主 訴:鼻,両耳後部の紅斑
既往歴:狭心症,高血圧,鼠径ヘルニア,花粉症
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:3年前から鼻と両耳の後部に軽度瘙痒感を伴う紅斑が出現した.紅斑は漸次増大し,顔面に計7か所出現した.初診2週間前より,他院皮膚科にてキンダベート®軟膏を処方されたが改善なく当科を紹介された.
現 症:鼻背から左鼻翼にかけて7〜8mmの扁平紅色丘疹3つ,右鼻翼に5mm大のドーム状紅色丘疹2つ(図1a),右耳介後部に7mm大の半球状紅色丘疹1つ(図1b),左耳介後部に7mm大のドーム状紅色丘疹1つ(図1c)を認めた.いずれも軽度瘙痒があった.頸部表在リンパ節は触知しなかった.

参考文献

田中 敬子,他:臨皮 68(2):160-164,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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