文献詳細
増刊号特集 最近のトピックス2022 Clinical Dermatology 2022
4.皮膚疾患治療のポイント
文献概要
summary
選択的な波長特性を持つ311nmナローバンドUVBや308nmエキシマライトなどの光線療法が臨床応用され,さらに約10年ぶりに新たな光線療法であるUVA1療法が登場した.光源もUVA1-LEDであり,新規のものである.今までのUVA1療法の照射機器の問題である大量の熱の発生や消費電力を抑えることにも成功した.効果が実感しやすいのは,異汗性湿疹や掌蹠膿疱症であるが,皮膚T細胞性リンパ腫や全身性強皮症の硬化部位などにも適応が広がる.UVA1療法は,まだ照射方法が明らかではない面があり,今後症例が集積され,一般診療レベルでも使用しやすくなることが期待される.光線療法も工夫をすれば,PASI75/90の達成率は,当初の生物学的製剤と同様なレベルを達成することもできる.皮膚疾患の治療にLEDが登場することで,今後,さらに光線療法の応用範囲が広がるであろう.
選択的な波長特性を持つ311nmナローバンドUVBや308nmエキシマライトなどの光線療法が臨床応用され,さらに約10年ぶりに新たな光線療法であるUVA1療法が登場した.光源もUVA1-LEDであり,新規のものである.今までのUVA1療法の照射機器の問題である大量の熱の発生や消費電力を抑えることにも成功した.効果が実感しやすいのは,異汗性湿疹や掌蹠膿疱症であるが,皮膚T細胞性リンパ腫や全身性強皮症の硬化部位などにも適応が広がる.UVA1療法は,まだ照射方法が明らかではない面があり,今後症例が集積され,一般診療レベルでも使用しやすくなることが期待される.光線療法も工夫をすれば,PASI75/90の達成率は,当初の生物学的製剤と同様なレベルを達成することもできる.皮膚疾患の治療にLEDが登場することで,今後,さらに光線療法の応用範囲が広がるであろう.
参考文献
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