文献詳細
連載 Clinical Exercise・193
文献概要
■症 例■
患 者:3歳,男児
主 訴:左下肢の皮疹
現病歴:出生後間もなく左大腿後面に皮疹が出現し,1歳時に血管腫疑いでレーザー照射を施行された.皮疹はいったん消失したが,その後,同部位に再発し臀部まで拡大した.今回,左足関節に皮疹が出現し,虫刺症の診断でステロイド軟膏を外用したが膝窩まで拡大した.
現 症:臀部左側から大腿後面,陰囊縫線延長上(図1a),左膝窩から足関節後面にかけて(図1b),強い瘙痒感を自覚し,鱗屑を付着する淡褐色から淡紅色の丘疹が,融合して局面を形成し線状に配列していた.同様の丘疹は臀部右側にも配列していた(図1c).
患 者:3歳,男児
主 訴:左下肢の皮疹
現病歴:出生後間もなく左大腿後面に皮疹が出現し,1歳時に血管腫疑いでレーザー照射を施行された.皮疹はいったん消失したが,その後,同部位に再発し臀部まで拡大した.今回,左足関節に皮疹が出現し,虫刺症の診断でステロイド軟膏を外用したが膝窩まで拡大した.
現 症:臀部左側から大腿後面,陰囊縫線延長上(図1a),左膝窩から足関節後面にかけて(図1b),強い瘙痒感を自覚し,鱗屑を付着する淡褐色から淡紅色の丘疹が,融合して局面を形成し線状に配列していた.同様の丘疹は臀部右側にも配列していた(図1c).
参考文献
鈴木 里沙,他:臨皮 69(8):565-568,2015
掲載誌情報