文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・190
Q考えられる疾患は何か?
著者: 濱菜摘1
所属機関: 1新潟大学医歯学総合研究科皮膚科学分野
ページ範囲:P.477 - P.478
文献購入ページに移動■症 例■
患 者:63歳,女性
主 訴:外陰部の黒褐色結節
既往歴:58歳時,血管免疫芽球性T細胞リンパ腫
現病歴:初診5年ほど前から外陰部に黒褐色の丘疹が散在性に生じていたが,自覚症状がないため放置していた.しかし一部が徐々に増大し出血するようになったため当科を受診した.
現 症:大陰唇右側に12×10 mm大の黒褐色結節を認めた(図1).結節の辺縁は褐色でわずかに隆起しており,2か所黒色隆起する部位を認めた(図2).また,大陰唇の外側皮膚には毛孔一致性の面皰様皮疹に混在して米粒大までの乳頭腫状の黒褐色丘疹が一部癒合し散在していた(図1).そのほかの全身に皮疹はみられなかった.
患 者:63歳,女性
主 訴:外陰部の黒褐色結節
既往歴:58歳時,血管免疫芽球性T細胞リンパ腫
現病歴:初診5年ほど前から外陰部に黒褐色の丘疹が散在性に生じていたが,自覚症状がないため放置していた.しかし一部が徐々に増大し出血するようになったため当科を受診した.
現 症:大陰唇右側に12×10 mm大の黒褐色結節を認めた(図1).結節の辺縁は褐色でわずかに隆起しており,2か所黒色隆起する部位を認めた(図2).また,大陰唇の外側皮膚には毛孔一致性の面皰様皮疹に混在して米粒大までの乳頭腫状の黒褐色丘疹が一部癒合し散在していた(図1).そのほかの全身に皮疹はみられなかった.
参考文献
濱 菜摘,他:臨皮 70(11):887-891, 2016
掲載誌情報