文献詳細
連載 Clinical Exercise・197
文献概要
■症 例■
患 者:6か月,男児
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:生来,右上肢に多発する地図状の紅斑があった.成長により面積は拡大したが,右上肢に占める割合は不変で,色調は赤黒色から紫紅色に変化した.右肘頭部の病変は擦れる度に出血を繰り返していた.
現 症:右の手関節から前腕,肘関節,上腕にかけて,外側を中心に地図状の紫紅色局面を認めた(図1).紫紅色局面の中心部は暗紫紅色で,角化して軽度隆起していた.また,肘頭部では血痂が付着していた.右上肢以外の体幹・四肢に同様の病変はない.
患 者:6か月,男児
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:生来,右上肢に多発する地図状の紅斑があった.成長により面積は拡大したが,右上肢に占める割合は不変で,色調は赤黒色から紫紅色に変化した.右肘頭部の病変は擦れる度に出血を繰り返していた.
現 症:右の手関節から前腕,肘関節,上腕にかけて,外側を中心に地図状の紫紅色局面を認めた(図1).紫紅色局面の中心部は暗紫紅色で,角化して軽度隆起していた.また,肘頭部では血痂が付着していた.右上肢以外の体幹・四肢に同様の病変はない.
参考文献
日浦 梓,他:臨皮 69(12):925-928,2015
掲載誌情報