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あとがき
著者: 阿部理一郎
所属機関:
ページ範囲:P.272 - P.272
文献購入ページに移動 『臨床皮膚科』に多くの論文を投稿していただき,ありがとうございます.執筆した先生が時間をかけ,指導医の先生とともに悩みながら書き上げた論文を,少しでもさらによくできればと編集委員として関わらせていただけることは大変な幸せです.投稿されるのは若い先生が多いと思いますので,論文執筆の際に気を付けていただきたい点をいくつか書きます.
まずは診断ですが,論文にしようと思われる症例は診断に悩まれたものが多いと思います.なかなか確定診断を断定できないことが多いかと思いますが,そのようなときこそ丹念な臨床情報,現症記載を通し,種々の鑑別診断の除外の考察は読者への教育的なメッセージになります.誰が診ても診断を疑わないという典型例が論文としてふさわしいのではなく,深い考察で診断にたどり着く過程は非常に良い疑似体験になります.
まずは診断ですが,論文にしようと思われる症例は診断に悩まれたものが多いと思います.なかなか確定診断を断定できないことが多いかと思いますが,そのようなときこそ丹念な臨床情報,現症記載を通し,種々の鑑別診断の除外の考察は読者への教育的なメッセージになります.誰が診ても診断を疑わないという典型例が論文としてふさわしいのではなく,深い考察で診断にたどり着く過程は非常に良い疑似体験になります.
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