文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・200
Q考えられる疾患は何か?
著者: 前川直輝1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター皮膚科
ページ範囲:P.279 - P.280
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患 者:60歳,男性
家族歴・既往歴:特記すべきことなし.
合併症:2型糖尿病で治療中.
現病歴:X年9月,深夜に野良ネコを右足で払いのけた際に,右下腿の皮膚を強く咬まれた.受傷2日後に近医整形外科に受診した.下腿CTで深部組織に炎症像なく,抗菌薬を処方された.その後,疼痛が増強したが,抗菌薬服用と受診加療を自己中断した.改善なく,受傷37日後に受診された.
現 症:体温36.1 ℃,右鼠径リンパ節の軽度の腫脹を認めた.右下腿後面の発赤,腫脹を伴う紅斑性局面があり,2か所に壊死組織を伴う皮膚潰瘍を認めた.潰瘍の上方に約10 cmの皮下トンネルを認めた.
患 者:60歳,男性
家族歴・既往歴:特記すべきことなし.
合併症:2型糖尿病で治療中.
現病歴:X年9月,深夜に野良ネコを右足で払いのけた際に,右下腿の皮膚を強く咬まれた.受傷2日後に近医整形外科に受診した.下腿CTで深部組織に炎症像なく,抗菌薬を処方された.その後,疼痛が増強したが,抗菌薬服用と受診加療を自己中断した.改善なく,受傷37日後に受診された.
現 症:体温36.1 ℃,右鼠径リンパ節の軽度の腫脹を認めた.右下腿後面の発赤,腫脹を伴う紅斑性局面があり,2か所に壊死組織を伴う皮膚潰瘍を認めた.潰瘍の上方に約10 cmの皮下トンネルを認めた.
参考文献
國行 秀一,他:臨皮 69(3):243-247,2015
掲載誌情報