文献詳細
文献概要
連載 Clinical Exercise・204
Q考えられる疾患は何か?
著者: 荒川伸之1
所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.631 - P.632
文献購入ページに移動■症 例■
患 者:89歳,男性
主 訴:前額部の紅色皮疹
既往歴:関節リウマチ,前立腺癌術後,糖尿病,白内障,心臓弁膜症
家族歴:特記すべき事項なし.
現病歴:X年10月より眉間から前額の帯状疱疹にて近医皮膚科を受診し,ファムシクロビル内服により改善したが,11月より同部に紅色皮疹が出現し,近医内科で同薬を再処方されるも改善なく当科を紹介され受診した.
現 症:前額部から眉間にかけて大小の浸潤性紅斑と紅色腫瘤が一部癒合してみられた.これらの皮疹はすべて三叉神経第一枝の滑車上神経領域に一致していた(図1a,b).
患 者:89歳,男性
主 訴:前額部の紅色皮疹
既往歴:関節リウマチ,前立腺癌術後,糖尿病,白内障,心臓弁膜症
家族歴:特記すべき事項なし.
現病歴:X年10月より眉間から前額の帯状疱疹にて近医皮膚科を受診し,ファムシクロビル内服により改善したが,11月より同部に紅色皮疹が出現し,近医内科で同薬を再処方されるも改善なく当科を紹介され受診した.
現 症:前額部から眉間にかけて大小の浸潤性紅斑と紅色腫瘤が一部癒合してみられた.これらの皮疹はすべて三叉神経第一枝の滑車上神経領域に一致していた(図1a,b).
参考文献
荒川 伸之,他:臨皮 70(13):1061-1066,2016
掲載誌情報